速魚の船中発策ブログ まとめ





外国人労働者の日本移入

日本の難民政策と外国人雇用

ボートピープル救助と難民政策 

EU 労働市場の現実

アフリカ支援の懸念

ヨットと難民

衆愚政治と民主制

衆愚政と民主政

ハンガリーの非自由主義国宣言

デンマークでのテロ事件に想う

シャルリ−・エブドと筑波大事件

夢想・妄想 難民救済策

香港難民の受け入れ



























難民・移民


難民・移民政策 まとめ

 9月6日までに1万2000人の難民・移民がドイツに到着した。もうそろそろ人道に訴えることの限界を示すことが起きるのではと思われます。 メルケル首相が今回の受け入れを表明したことについて避難の声も聞こえてきます。ドイツ国民の88%が難民のための衣類や募金の提供に協力すると答え、66%がボランテイアに協力すると言います。この状態が続くわけがないので、遠く離れて海に囲まれた日本も今のところは他人事のようですが、考えておかねばなりません。
 国連が主体になり、難民が所属する文明圏にキャンプを設備して、対処するのが一番だと思います。そこへいっそうの資金と人を出さねばなりません。

    以下は関連ブログをまとめてみました。

            2015-9-7




  外国人労働者の日本移入
     川口マーン恵美さんによる


                


  ドイツにいる外国人はトルコ系が301万人。2012年で42万人の
ポーランド人が働いている。さらにすこぶる貧しい国ブルガ
リア・ルーマニアから労働者がドイツに流入しようとしています。
 EUなので労働ビザなしで自由にドイツで働くことができまる。
ドイツに単純労働者が大量に流入して最低賃金を押し下げて
います。

 ドイツと日本は敗戦後ともに復興して成長したけれど、ドイツ
は日本と違って、早い段階で外国人労働者を導入した。
日本からも炭鉱離職者がドイツの炭鉱に働きに行きました。
1970年代に外国人労働者数は300万人になった。
今日ではその労働者は帰国せずに2.3世になっている。
 外国人労働者は社会保障費を補てんしてくれるはずであった
が、それを食い潰す存在になった。ドイツで低賃金の仕事は
外国人のものと決まっている。ドイツ人は失業しても、生活保
護をもらっても、ゴミ集めをしない。農村の季節労働者にもな
らない。
 フランスで新聞社を襲ったテロ事件がありましたが、犯人は
旧植民地の2.3世のようです。ドイツ人の賃金の低下を招くの
ならまだしも、今のような格差社会が固定したままでは、テロ
の温床となります。深刻なイスラムの問題を国内で抱えること
になります。またネオナチが増加してきたり、大声で差別を正
当化する団体が増えるでしょう。
 日本でも単純労働者を国内に入れたいようですが、ドイツを
反面教師として学びたいものです。雇う側は経費が下がってあ
りがたいのでしょうが、全体でみればコストは増大します。
いいことはありませんね。

   2015-1-10





    日本の難民政策と外国人雇用  
    
    
       

  1月23日付け毎日新聞報道で2013年に世界各国で難民と認定された人は21万人以上いるが、日本の同年の難民認定者は6人である。人道的理由で日本在留を認めた人を含めても157人にとどまる。政府は一層の難民制度の改善に取り組むべきとの報道です。

 東京から50kmも離れた田舎の小都市でも、どう考えてもアフリカ人の家族と思われる人々を見かけます。就労ビザはどうなっているのかと不思議な気持ちです。 でもそのカラクリの一端が分かりました。例え就労目的で来日しても、難民申請をすれば、その決定が下るまでは合法的に就労でき、その日数が何せ優秀な官僚組織のおかげで2-3年かかり、それまで就労できるのだそうです。旅費を工面できればたくさん来日するはずです。

 毎日新聞の報道はもっとものように聞こえます。ここで取り上げたEU労働市場の現実を知ればとてもその意見には賛同できません。

 日本は難民支援に世界第2位の拠出をしており、たとえ難民を受け入れても2・3世のテロ組織への参加が問題になってきており、簡単にはいきません。 難民の同じ文明圏での受け入れ支援を推し進めたほうが良いように思えます。 性急な改革には慎重になるべきでしょう。



        2015-7-6



     追記
      
            
    
        
       朝日新聞より転載

  2015年8月3日付けの朝日新聞に同じ趣旨の記事がでています。
人道だリベラルだという雰囲気に判断を間違ってはいけません。
 日本人には緒方貞子さんの難民支援に対して立派な業績があります。
拠出金も多いはずです。欧州は近代の植民地・奴隷政策の責めをおわなければならない立場で、難民の受け入れが多いのは当然です。原因を作ったものが主役に立ってやるべきです。

 国連がもっと難民については動けるように政策・資金で援助するのが日本の役目です。
 中国残留孤児についてすらその子供たちは日本に溶け込めずに問題を抱えています。同じ血を継ぐ人でも難しいものです。

日本ではやれることは限られます。現状を維持していくべきです。


        2015-8-8







   ボートピープル救助と難民政策  


  
    


 BIGLOBEニュースによりますと、ソマリア海賊対策の自衛艦いなずまが4月に75人の難民漂流船を救助して、そして彼らの目的地のイエメンに送付したとの報道です。


 最近イタリア南部の地中海にあるランペドウーサ島付近で難民船の沈没や救助があいついでいます。収容施設も満杯のようでイタリア政府は苦慮している。EUのせいでいったん上陸してしまうと欧州各国に自由に移動できるので、難民の入り口となっている模様です。

 テレビで特集もやっていましたが、送り出す側も集め役、収容役、輸送役と専門的にプロがかかわって一大ビジネスと化しているようです。

 ところでかって船乗りだったころ、ベトナム難民のボートピープルが東シナ海で問題になったことはあります。日本船でも救助して、難民を乗せるの乗せないのと議論していました。私は乗船中の本船では難民船を見ることはなかった。当時は航海士で船長でなかったので、気楽でしたが、本当に発見したときには決断がいったでしょう。難民船に人数がのっていても本当の漂流状態ではなく、拾ってもらいその国に上陸して、そこからアメリカへという目的のようでありました。というよりあのボートでは太平洋をアメリカに航行するのは無理ですけれど。

 イスラム国の問題で明らかになってきましたが、受け入れてもらった国での2・3世は不満をもち過激な行動にはしる一部の人が出ています。難民の側もあこがれの?先進国に来ても幸せではないようです。これから受け入れ国は難民に対して厳しい処置をしてくることも予想されます。エボラのこともあり、なおさら見ても捨て置くことにもなりかねません。

 難民政策ですが、自分の所属する文化圏を離れない安全な土地での収容をはかり援助していくシステムに変更していく必要がありかも。
 このままいくと民族・宗教・文化で排他的に差別する勢力が拡大してくる恐れがあります。


         2014-11-2




     追補

      EU、難民危機対策の軍事作戦を承認

  5月19日 AFPによりますと、EUはリビア方面の人身売買業者の摘発を視野に
海軍による軍事作戦計画を承認した。国連決議も必要とのことです。

 過去1年間で5000人以上が死亡している。難民の対策より当面の実力行使が先になりました。


      2015-5-19


  追記

  欧州への地中海難民、半年で13万人超。この半年で沈没などで死亡した人は1850人で過去最悪。たどり着いた人でシリア人34%、次いでアフガニスタン人とエリトリア人が12%となる。   




         2015年 7月1日 NHK NEWSWEB より






       EU 労働市場の現実  

;      ドキュメンタリー  Race to the Bottom

       
      
      
     
     顔を隠しているのがマイケル・オシレイ社長

  
  NHKのBSドキュメンタリーのデンマーク製作の底辺への競争を見ました。EUでは2002年の労働市場の域内解放により、それまで歴史を積み重ねて積み上げてきた労働問題が一気に破壊されてきています。 こんな問題がEUの統合の御旗で行われている現実なら、西欧の近代の歴史の清算と言われてもおかしくないでしょう。ネオナチが復活するはずです。大きな動乱が起きるのではと懸念いたします。

  日本での先ほど起きた派遣労働者の問題などこれに比べれば小さなことに思える程です。 スウエーデンの公共工事で市が支払う時給7000円をドイツの建設会社が受けて下請けにスウエーデンの会社に4500円で出し、それが2次下請けにポーランドの会社に2000円で出してポーランド労働者には時給500円で支払われます。東電の除染下請けの時給もこれなら罪も軽いと思わせる程の搾取の状態です。 デンマークの地下鉄工事では200人のうち10人ほどがデンマーク人であとは東欧の労働者たちです。工事発注元の国の労働者は解雇されて低賃金の外国人派遣労働者に取って代わられています。 人材派遣企業は労務災害が起きれば帰国させて知らんぷり、労働災害も増えています。賃金すら未払いで放置、人材派遣会社は債務が増えたところで清算して消えてしまう。もう真面ではありません。
 こんなビジネスモデルが蔓延しています。EUの夢はいずこ?スカンジナ諸国の福祉はどこへ?


 TPPでこれと同じような労働市場の開放なんて言い出したらとんでもないと声を大きくしなければなりません。確かに賃金を支払う企業にとっては一挙に1/3や1/4の賃金になるのでホクホクでしょう。

 機会があったら一度このドキュメンタリーをご覧になるようおすすめいたいます。西欧の近代の清算がおきているような気がします。EUの分裂や統合の制度の大幅な見直しなど大きな変動が起きるのは必須でしょう。


 BSドキュメンタリー 5/21放送 5/29再放送がありました。

       2015-6-1






   アフリカ支援の懸念


 横浜でアフリカ開発会議が来月開かれます。ミャンマーの大判振る舞いが決まったので、アフリカにも盛大なお土産を用意しているのかと、懸念しております。
アフリカの現状に問題があるとすれば、根本原因を作ったのは、それを植民地にした西欧諸国です。日本は指1本汚しておりません。ヒューマニズムも大切かもしれませんが、西欧諸国を差し置いて日本が乗り出したとすれば、お人よしにもほどがあるというべきでしょう。中国の進出がすさまじいと聞きますが、資源を求めての中国の国益にかなったものです。日本は西欧米・中国の次の3番目でいいのです。かわいそうで援助するのは少額で、必ずアフリカに関してはコスパでしっかりと計算した援助にすべきです。外交がオソマツすぎるので、北朝鮮から外交顧問を迎えたいほどです。外務省の改革が必要です。

        2013-5-27
 







     ヨットと難民


 トランプ大統領の入国規制が,連邦控訴裁の仮処分で一時のスキマができました。続々と影響を受けた人々が飛行機に乗り込んでアメリカに殺到しているでしょう。 ドイツは難民を引き寄せる政策をとりましたが、今となっては、そのハシゴをはずしてしまい、ドイツまでの通過国で移動してきた人々は極寒にテントを張り滞留しています。報道は少ないけれど。



 マジョルカのマリ−ナでの上架「PING906」 52fケッチ


 かって地中海のマジョルカに友人とヨットを購入して置いていたことがあります。当時の欧州はまだ問題が今とは違いました。スペインでは国内に居るヒタ−ノ(ジプシ−)、国際的には赤色テロの問題でした。プラド美術館では館内で絵画を見ている時に私服からパスポ−トの提示を要求されたことがありました。日本赤軍が問題になっている時だったので。
 
 夢がかないませんでしたが、ヨットでのエ−ゲ海クル−ズは、今となっては警戒が厳しく航行するのに無理のあるものになっているでしょう。 当時でもイタリアの刑務所のある島の沖で錨泊したとき、またスペインのアリカンテ沖を航行していた時には警備艇が接近してきて、機関銃の銃口を向けられて尋問されたことがあります。語学の達者な友人が同乗していましたので、問題はありませんでしたが。軽い職務質問だったのでしょう。友人のカミさんが米国人で一緒だったので、その姿を警備艇から目にし、貧相にみえる東洋人がヨットに乗っていても、クル−にしか思えなくて不審に思われなかったのかもしれませんね。
 マジョルカ島のパルマ湾にリビアを空爆した米空母が停泊していてヨットで接近して見にいっても自爆テロの時代ではなかったので問題になりませんでした。

 友人が新しいヨット39fケッチ「アトランテイス号」を買い、大西洋を横断することになり、ジブラルタルに立ち寄る。 多分水の補給が必要だったのでしょう、詳しくは忘れましたがそこからジブラルタル湾内にあるスペイン本土の港の岸壁に停泊しました。まだ東ドイツは日本のパスポ−トには入国規制が記入されていた時代で、東西ドイツに壁で隔てられるときでしたので、どうして東ドイツの青年が出国したのかわからないけれど、彼がヨットの横まで訪ねてきて、同乗させてくれないかと申し込まれました。 かって、我が塩野七生さんもエ−ゲ海をヨットに同乗してクル−ズされた体験があったように、欧米でのヨットヒッチハイクの習慣は、日本では考えもしませんが、耳に聞く話でした。 友人は狭い船内に知らない人を乗せる気にはならないので断りました。爺も同意見です。彼はヨットの横の岸壁で一晩過ごしたようで、翌朝にも見かけました。それに気が付いて、かわいそうな気分にもなりましたが、こちらの気が変わりませんでした。今ならイスラムの人達が同乗を望む状況なのでしょうか?

 少し話が変わるけれど、マジョルカではチェコスロバキアの若いカップルに出会いました。地中海で小型ヨットを自作し、あちこちクル−ズしてそこに来て、マリ−ナで船底塗料を塗るバイトをして稼いでいました。彼らから自転車を購入しました。我々は彼らよりも、もっと貧しい東洋人であったのかもしれません。 彼らは後にアメリカに渡り「自由への逃避」ということで有名になったと聞いています。

 当時の欧州は冷戦とはいえ同じ文明どうしの問題で、今から比べれば異文明・異宗教の問題ではなかった。
 昨日の報道でシリアの難民を300人を日本が受け入れるということです。よほど慎重な行動が必要でしょう。安易に人道に走っても、後日に大きな禍根を残します。

       2017-6-22








   衆愚政と民主政


  


 爺の時代の学校での近代日本史教育は、個人的な感想でもありますけれど、維新後から原敬の平民宰相と普通選挙法の成立まで習って、時間が無くなり終わったような気がしています。第2次大戦や戦後史まで習うことはありませんでした。それも普選法を頂点としたデモクラシ−進展の流れを描くのを基調としていたと思われます。

敗戦後生まれですので、小学生の低学年の時には、進駐軍を実際に目にして育った。小生は与えられた戦後民主主義をアプリオリに正しいものと認識・刷り込みとして育ってきたわけです。そのせいでしょうか、ヒットラ−のナチス政権が当時の最も進んでいたと云われるワイマ−ル憲法のなかで選挙により選ばれた合法政権であるのが不思議で、長く疑問点でした。

下記の塩野七生さんの「逆襲される文明」という小冊子を読み少し氷解したように思います。

 「衆愚政とは民主政の国にしか生まれない。日本人はデモクラシ−を簡単に口にする。これを叫びさえすれば何事も解決できる感じだ。同様に衆愚政も疑いもせず口にしてきた。ところが、古代ギリシャ語ではデモクラツイアとデマゴジアがそれらに相当する言語になる。そのデマゴジアの日本語訳の衆愚政を、日本の辞書は、多くの愚か者による政治としか説明していない。 ペリクレスは卓越した政治家であったが、彼が死んだ途端にアテネが衆愚政に突入した事実は、アテネの市民が急にバカになったわけでもない。
 デマゴジアはデモクラツイアの劣化した現象。デモクラシ−も、金貨の表と裏の関係であるので、デマゴジ−に転化する可能性を常に内包している。

 扇動家とは、実現不可能な政策であろうとそのようなことは気にせず、強い口調で繰り返し主張することで強いリ−ダ−という印象を与えるのに成功し、民衆の不安と怒りを煽って一大政治勢力の獲得まで至った人であると、イタリアの辞書にある。 選挙運動中のトランプは生きた標本になってくれた。

 デマゴ−グ・扇動家とポピュリスト・大衆迎合家は日本では同じ意味で使う人が多いが同じではない。ポピュリストは大衆に迎合するが、デマゴ−グはしない。普通の人間ならば多少なりとも誰もが持っている将来への不安に火をつけ、それによって起こった怒りを煽り、怒れる大衆と化した人々を操ることが巧みな人々をデマゴ−グという。」

 やたらとナチスのことを引き合いに出す財務大臣、ナチス礼賛をした嫌疑で米美容外科学会から除名宣告を受けた高名な美容クリニック院長などを最近のニュ−スで目にします。
 また、偉大な緑のポピュリストは、そのしっぽが露見して、大衆はそれを気付いてしまい、幸いにもその芽を摘みました。同時に人気に陰りがみえましたが、現に大きな力をもつポピュリスト・デマゴ−グを兼ね備えた政治家は続投しました。これが現実。

 デモクラシ−は賢な市民に支えられて成り立ち、微妙なバランスの上に成り立つ壊れやすいものと理解しなければなるまい。しかし賢な市民が多数を占めることは極めて稀というよりはあり得ないと認識した方が現実的です。それゆえに代議制があるのでしょう。優れた指導者に率いられる民主政こそが必須のものともいえます。
優れたリ−ダ−を生む教育なり文化を意識的に育成しなければばらない。

 25年余り給与が上がらずに、負担ばかりが増えて実質給与は値下がりしています、それなのに欧米先進国は倍に上がっているにもかかわらず。 幸い統計上の失業率は低く納まっていますが、外国人労働者や難民の流入が増加すれば、その人々は怒りの対象として浮上するでしょう。それにつけ込むデマゴ−グ・扇動家には注意したいものです。

  2017-11-13









   ハンガリーの非自由主義国宣言



  EUでのドイツ独り勝ち状況での、ハンガリ−による見直しが起きています。 ハンガリ−はベルリンの壁崩壊へとつながる端緒を作った国です。欧州統合へのきっかけとなった国で、債務に悩まされて、我々は自由主義の原則及び手段から決別しなければならないと、ハンガリ−は自由主義国家ではないともオルバン首相が語った。またメデイア規制の法律を制定した。


             
             オルバ−ン首相           
  
 同じ政党の人間がロマ(ジプシ−)に対する差別発言をしています。難民問題では国境の閉鎖をしました。


     
    
  ギリシャの今後やハンガリ−のこともこれからは注目していきます。


         2016-7-6









    デンマークでのテロ事件に想う
 

  北欧の福祉スタイルは、税金は大変に高いけれど、心配なしで老後を送れる方法のひとつです。女性の登用も大変すすんでいて、大臣の半数は女性だという国もあるようです。難民の受け入れも大変寛容です。日本から見ると理想的に見えてしまいます。でも今回のようなテロ事件がそんな国で起きてしまいました。

 30数年前の古い話です。日本人外航船員が職場を失いつつある中で、オーナーはアメリカ人、船籍はパナマ、乗組員は日本人というコンテナ船に乗り組んだことがあります。
 その船はドイツ・デンマーク・スウエーデンを1週間のスケジュールで運航していました。その海況は、夏は霧、そうでない日は北海特有の波の高い時化、そして冬は港の凍結と、今までに経験したことのないキツイ海でした。スケジュールがタイトで睡眠時間を確保するのが大変でした。今でいうブラックシップといったところでしょうか?

 まだEUになる前ですので、いろんな国から労働者が入ってきた状況ではありませんでした。そのころの貴重な働き手といえばスペインの出稼ぎ労働者です。

 コンテナ船の荷役ではコンテナーを船に積んだ後で、その上にコーナーという金具を4隅に置く作業がありました。現在は工夫してその作業は無いようです。冬の凍結する時期では、コンテナの何段か上の高い場所でのこの作業はスベリやすく危険を伴う作業です。その作業専門にスペイン出稼ぎ労働者を働かせていました。猿回しのように腰にロープをつけられて。 理想的にみえていたスカンジナビアの国に、何かの奥底を見たようで、今まで違和感を持っていました。

 スカンジナ諸国も近代では、他の西欧諸国と同じく奴隷貿易で富をなした国です。創業者の気風はどこかで受け継がれていくものでしょう。ずいぶん時間がたちましたが、今回の事件で、老生はやはりといった個人的な見解をもちました。

 日本では中国に取り残された孤児が帰国して、その子供たちが日本の溶け込めなくて,何とかドラゴンというグループを形成して事件を起こしました。よそ事ではありませんね。

西欧諸国も難民・移民政策の転機を迎えたのかもしれません。

    2015-3-3

  近代の清算・ジハーデイスト・韓国
  http://hayame2.sakura.ne.jp/new1003059.html#近代の清算

  イスラム国
  http://hayame2.sakura.ne.jp/details1026.html#lイスラム国

  ローマ亡き後の地中海世界
  http://hayame2.sakura.ne.jp/details1026.html#ローマなきあと 









     シャルリ−・エブドと筑波大事


   パリの連続テロ事件の被害者の方にお悔やみ申しあげます。
思想・信条・宗教の違いで他者の生命を奪うことの阻止に、人類は延々
と時間をかけて是正しています。拷問することもなくなったと思い気や、
アメリカまでもが、それに手を染めていました。まだその途中段階にあると
いうことが現実でしょう。米国はそのことを公に明らかにして、直そうとする
動きが報道されるところは他国と違います。

 今日もフランス全土で数百万人余りがテロ反対デモに立ち上がる。
各国の首脳も手をつないで行進しました。イスラエルやパレステイナの
首脳も参加したという報道です。

 1991年に筑波大学の教授が殺害された。ホメイニさんが反イスラム
ということで、悪魔の詩という小説に関わったものに死刑宣告を行っていま
した。五十嵐教授はその小説の翻訳をされた方です。それは時効が成立し
て、まだ未解決事件としてあります。
 おなじ表現の自由の問題ですが、今回の日本報道で今日まで、筑波のこ
とは取り上げられていません。不思議です。当時も他国からの反響も今回
の事件のような盛り上がりはありませんでした。同じことでも時々の判断で
普遍・絶対のものではなく、変わってくるものです。そういうものだという認識
が必要でしょう。

 日本政府は今度にどういう対応するか、まだ見えてきません。表現・報道
の自由と人類の錦の御旗を強調することになるとは思いますが、熱狂の際に、
ちょっと冷静になって、振り返ることが必要です。物事は熱狂のないところで
は変えることはできません。しかし往々にしてやりすぎるものです。

 筑波の事件は政治的な意図は不明ですが、結果的には抑えたものになり
ました。錦の御旗には反対できないだけに、それで大衆を利用されたら、怖い
ものになります。テロの被害者は数千人に終わりますが、戦争の被害者は数
十万・数百万単位のものになります。

 意見を異にするものに暴力・死で抑えにかかることには反対いたします。
早く無くなってほしいものです。いつのことやら!

    2015-1-12

     追補
 
 関西で起きた朝日新聞支社での銃撃死亡事件もまだ未解決であったことを
忘れていました。これもあの今を時めく朝日のことゆえに、朝日自身も
取り上げていません。

    2015-1-15





     夢想・妄想 難民救済策




 メキシコ−アメリカ国境 ロイタ-より

 入管・難民法改正案が衆院で可決されました。 最近は、アジア系の労働者を近所で見かけるようになっています。 
首相が「日本人以上の待遇で受け入れる」と国会で大見得答弁をしたニュ−ス映像を見ました。 小生のようなヘソ曲がりは、また彼が述べていると思うばかりですが、日本で働きたい外国人労働者には安堵を与える言質になるかもしれません。

船乗りでしたが、若いころに米国船に乗船すると3倍以上の賃金をもらえることがありました。しかし、言葉の不安が大きかったのか、日本に操を立てたのか、極めてごく少数の人しか乗船しませんでした。 船乗りは典型的な出稼ぎ稼業ですので、どこで働かろうが関係なかったのですが。それから10余年もして、日本の外航船員は必要なしと絶滅してしまいました。後から振り返れば自分を高く買ってくれる市場があったのだから活用すれば良かったのですが。
日本人は外国では働いたことも無く、また、外人を雇ったこともない、最近よく使う表現、ガラパゴスの状態が続いてきたのが現状でしょう。

 企業の経営者は、安い労働者が欲しくて、首相へこの法案を要請したのが今回の始まりではなかったのでしょうか。 そのようであるなら、今回受け入れる外国人人材は派遣以下の待遇でなければ、経営者は彼らを雇いたくないでしょう。 この法案の目的は、現存する問題に目をつぶって、研修員をさらに拡大するのが本音です。法案に盛り込まれている永住までの2段階のレベル設定は目くらまし誇大広告ではないかとさえ思われる。 欧米での外国人の受け入れの失敗と反省をよく検討する必要あります。

 田舎老人の夢想をひとつ。 戦前にはユダヤ人の救済、ポ−ランド子供たちの保護、ロシア子供たちの帰還、などその後に人道的に世界から称賛されている事実もあります。ここで、あのトランプからも絶賛を受けるかもしれないプランを提案。 現在メキシコ国境でもめている移住希望者に数を限定して日本で受け入れてはどうでしょう。 シリアの難民のようなイスラムの人々ではないのが幸いです。イスラムの人々ならこの提案はできかねます。とても難しい厄介な問題で解決が見えませんので。 今回も選べることができるなら、子供を連れた家族を優先したいところです。
 彼らの輸送には、世界1周の難民クル−ズとかいう船のチャ−タ−、もしくは大型クル−ズ船の派遣、自衛隊の輸送艦の派遣がよいでしょう。

 野党もこの案で入管改正案の参院可決を延期し2−3年の慎重審議を求めてはいかがでしょうか?

 トランプが絶賛してくれのは確かだが、今後は日本へ押し付けてくるのは明らかです。 今回1回だけのやむに已まれぬ支援だと強調しないと、確かな方針を決めかねている我々が大きな問題を抱え込むことになる。 欧米から偽善を押し付けられることになりかねません。

  田舎老人の責任の無い「たわごと」でありました。

       2018-11-30





    香港難民の受入れ



 写真はJIJI.COMより


 逃亡犯条例が3か月振りに撤回となりました。 しかしデモの動きが終息する気配はありません。中国がこれで諦めるとは思えず。いずれ天安門事件の二の舞です。

 日本は今から香港難民の受け入れの準備をしておくべきでしょう。 公団の空き室や民間の空き室は賃貸不況の今日では豊富にあるはずです。香港難民は無条件で一年間の滞在を許可し保護すべきです。その後は他国に行くのも自由で当人が決める事です。 韓国ともめていますが、彼らが難民で押し寄せてきた場合はこのようにはなりません。国民の支持も少ないでしょうね。

 その後のことは香港難民の意思にまかせるとはいえ、今は低賃金の研修生をこれから大量に受け入れることを決めて、もうすぐに入ってきます。 ベトナム研修生が老人宅に侵入して殺人を起こした事件がありました。いまのままの政策ではこれからも同様な事件が起こるでしょう。 

 日本へ働きに来ることは、中間搾取が入り、賃金も他で高いところも見かけるようになり、今は競争力が無くなりつつあります。 これからは働きに来る人間の選択肢が膨らんで、日本はそのひとつにすぎないものとなるでしょう。 国を挙げての挙げての中間搾取を排除してきてもらう努力を日本はしていません。それよりか、行政の天下りのひとつとして搾取に加担しているのではないか。

 香港の難民は今までの働き手よりは高学歴で洗練された人々が少しは多くなると思います。 人口減少を云うのなら、彼らの定住化の政策をとり、日本を選んでもらうことが大事ではないでしょうか。 このことで、かの国はヘソを曲げるでしょうが、その国とは時間の問題で前面に立ってくることは必然です。 かの国が自滅してもらうまではガマンして忍ばねばなりません。

    2019-9-8